これだけは覚えておきたい!株の初心者だからこそ知っておきたい3つのリスク

株にはメリットもありますが、デメリットもあります。「上手く売買すれば儲かるに違いない」「株主優待でがっつり!」なんて、魅力的な面だけ見ていると、足許をすくわれてしまいます。

自転車はすいすい乗れると楽しいし、移動が便利になります。しかし、スピードを出し過ぎると事故を起こしてしまうというデメリットがあります。きちんとメンテナンスしないと壊れてしまうことも考えられますよね。どんな物やサービスにも、メリットがあればデメリットもあるのです。

リスクを知ってそれでも楽しむ。それが本当の株マスターではないでしょうか。今回は、初心者だからこそ知っておきたい3つのリスクについてお話します。株の初心者は、まずこの3つのリスクだけはおさえておきましょう。

株の初心者がこれだけは覚えておきたい3つのリスク

株主優待や株の譲渡益に魅力を覚えて手を出しても、世の中そう簡単には運びません。リスクもなく株でどんどんお金を増やすことができたら、世の中のほとんどの人が株に手を出し、福沢諭吉を団扇にして豪遊しているに違いありません。株で「よっしゃ、ラッキー」ということがあれば、「やってしまった」ということもあります。株の投資経験の長い人は、それだけやらかし伝説が豊富だったりします。

いきなり大きなリスクを引き当ててしまっては、株自体を恐ろしいものだと感じてしまうことでしょう。大切なのは、初心者のうちにリスクを把握しておくこと。そして、リスクを最小限におさえることです。そのために、最低でも初歩的な3つのリスクは覚えておく必要があります。

①いつだって 勝てると思うな 値動きに

株は値動きします。値動きによって損失を出してしまうリスクがあります。

たとえば、yahoo!ファイナンスなどでは、各会社の株価や株の値下がり状況などをチェックすることができます。1時間前に80万円だった株が2時間後に60万円になっていることなど、珍しいことではありません。

値動きのあまりしない株や、東証一部に上場している安定している株などはここまで急激な値動きを見せると大ニュースですが、新進気鋭の企業の株などは激しい値動きを見せることも珍しくありません。ちょっと株価から目を離した瞬間に、ドカン!です。ドカーーーン!

大きなリターンを求める場合、値動きが激しい方が有利です。ドン!と上がる可能性があるからです。しかし、値動きが激しいということは、ドン!と株価が落ちることも覚悟しなければいけません。リスクが大きければリターンが大きく、大きなリターンを求めればそれだけリスクが大きくなります。リスクをおさえようと考えると、リターンもそれなりになります。株では基本的にリスクとリターンは比例関係にあるのです。

想像してみてください。100円の株を1000株買ったとします。投資額は10万円になります。1万株買った場合、100万円になります。ドカンと株価が下がった場合、どちらの方が痛いでしょうか。また、ドカンと株価が上がった場合、どちらが美味しいでしょうか。株の売買でリターンを得ようと考えている場合は、リスクとリターンの関係を覚えておく必要があります。

株価は常に動いている!だからこそ時に大きな損失を生み出すリスク

とても基本的なことですが株価は常に動いていること」を肝に銘じておく必要があります。株価は色々な要因・・・時に、「そんな馬鹿な!!!」と言いたくなるようなニュースの影響で動くことだってあります。株価がどんな動きを見せるかを正確に把握することは、神様くらいにしかできないことでしょう。だからこそ、1度株で儲けても、2度目も勝てると思うな」と、自分自身に厳しくなることも必要です。

ビギナーズラックという言葉があります。最初に株で利益を出しても、2度目も利益を出せるとは限りません。有頂天になったり、調子に乗って高額の投資をしたりすると、ドカンと株価が落ちて大きな損失を出してしまう可能性があります。実際、世の中には「よっしゃ、1度目で儲けを出したんだ。自分には株の才能があるんだ」と調子に乗って、家一軒買えるくらいのお金を失ったような人がいます。

株に投資している人たちが飲み会をすると失敗談義になることが珍しくありません。「調子に乗ってやらかした損失額でマンション買えた」「奥さんに次にやったら離婚と言われた」など、酔うと泣きたくなるような武勇伝を披露する株の投資経験者がいます。反面、「堅実に少額ずつ投資をしていたから、酷い失敗はあまりなかったな」「自分なりの投資ルールを設けていたから、酷い損失は出さなかった」という人もいます。

株は値動きします。常に勝てるとは限りません。有頂天にならず、常に初心を忘れずに。株の値動きを甘く見る者は、株の値動きで泣きますよ。株に投資する限り、値動きリスクはすぐ側に、常にあるのです。

②いつまでも あると思うな 株主優待

株主優待などの自分が求めたメリットがなくなってしまうリスクがあります。

株をはじめる人には、株をはじめることを決意した理由があります。株をどんどん売買して利益を得ようという人から、好きな企業の株主優待をゲットしようという人、預金の金利が軒並みふるわないことから、あまり値動きしない株を持って、配当金を預金の金利みたいに活用しようという人まで様々です。が、その配当金や株主優待を企業側がやめてしまうことがあるのです。

企業がどんどん儲かっていれば、株主優待や配当金を羽振りよく株主に渡すことでしょう。しかし、業績が落ちてしまうと、株主優待や配当を無理して渡すことは難しくなります。企業だって個人と同じです。また、時には「もう株主が喜ぶ優待を考えることに疲れたんだ・・・」と、企業側の方針から株主優待をやめてしまうことがあります。

株主優待や配当金を目当てにその会社の株を買った人にとって、これは大きなリスクですよね。

情報も魚も鮮度が大事!株主優待や配当金はチェックしてから注文

ネット上にはたくさん株の情報が飛び交っています。しかし、株主優待や配当金の情報の場合、必ずしもネット上の情報が正しいとは限りません。情報も寿司ネタも鮮度が命です。ネットの情報では「株主優待あり」になっていたり、過去に配当金を受け取った人の配当金額の情報が載っていたりしますが、株主優待や配当金が現在進行形で渡されているかどうかはわかりません。

2017年までは株主優待があったのに、2018年からは株主優待がなくなったということもあり得えます。2017年の段階では「株主優待あり」という情報が正しくても、2018年の段階では「なし」が正しくなっているケースです。ネットで見た情報は、企業のホームページなどで最新の情報をチェックしてから株の注文をしましょう。株主優待が目的で株を買ったのに株主優待がなかった。これでは意味がありませんよね。ガッカリ感が強いです。

株主優待や配当金だけでなく、株の他の魅力も感じられるようになっておくと、株主優待の廃止とともに「私、株を引退します」となってしまう可能性が低くなりますよ。

③いつだって お前が曲者 手数料

たとえば、株を100円え買ったとします。そしてその株が110円になった時に売却しました。「ラッキー、10円の儲けだ」と思うかもしれません。しかし、株には売買手数料が必要になるため、手数料を考えて売買しなければ、儲けどころかかえってマイナスです。この場合、手数料が買いと売りの双方でそれぞれ10円ずつかかっていたら、10円の赤字になってしまいますよね。

株で利益を出すということは、手数料を含めてプラスになるということです。株価だけに惑わされず、手数料を含めていくらで買い、いくらで売れば利益が出るのかよく考えて取引をすることが大切です。

株主優待が目的でも手数料が考えるべき!総合的にお得かどうかは重要

売買の手数料を気にするのは、売買で利益を上げたいと考えている場合だけ。そんなふうに思っていませんか。手数料はどんな目的で株の投資をはじめる場合も、気にしておきたいポイントです。株の投資はじめての方が株主優待を目的に株を買おうとしている時だって、もちろん手数料は大切なポイントです。

考えてみてください。株主優待でもらえる物の中には、普通に購入できる品物もありますよね?手数料をがっつり支払ってまで普通に買える株主優待をもらってしまっては、マイナスになる可能性があると思いませんか。

たとえば、株主優待の内容がペットボトル飲料2本だったとします。そのへんのスーパーに98円で並んでいるペットボトル飲料です。株主優待として受け取る瞬間は「わー、お得」「プレゼントっていいよね」と思うじゃないですか。でも、冷静に考えてみると、「手数料込みだと買った方がお得じゃん?」って気づいてしまうわけですよね。そう、手数料や株価次第では、スーパーで買った方が断然お得なわけですよ。

企業への応援の気持ちで、手数料や株価という数字的なものを超えて投資する人もいます。しかし、株に投資するということは、多くの人がある程度のお得さを考えてですよね。手数料は曲者です。株価だけでなく、手数料も含めて総合的にお得になるかどうか、よく考えて株に投資しないと、手数料で赤字になってしまうリスクがあります。

株の取引によってはさらなるリスクも!株の道は深~い!

株をはじめて少しずつ売買をしていると、株のニュースや新しい取引の情報に触れる機会が増えてきます。最初は「売買を頑張ろう」「株主優待をゲットするためには・・・」と探り探り頑張っていたのに、年月を経ると「よし、信用取引に挑戦してみよう」なんて思うようになってきます。応用編に挑戦すると、また別のメリットとデメリットを心得て株への投資をする必要が出てきます。

とはいえ、それはもう少し先の話。株をはじめて間もない頃は、まず「株」というものに慣れることが重要です。最低、3つのリスクを覚え、少しずつ株の魅力や売買に慣れていってくださいね。