株は24時間注文できるの?株の売買時間について知っておこう

お店には営業時間帯があります。営業している時間帯でなければ、お店で商品を購入することはできません。せっかく商品が安いお店を見つけても、営業時間帯以外に「すぐに売ってください」と対応してもらうことはできませんよね。証券会社で株の売買をする場合、営業時間(取引時間)はどうなっているのでしょうか。

株の取引をする上で知っておきたい「取引時間」についてお話します。1日のスケジュールについても知っておきましょう。

証券会社の注文時間と証券取引所の注文時間をチェック

証券会社と証券取引所の注文時間は異なっています。証券会社と証券取引所の関係は、市場(証券取引所)と魚屋(証券会社)の関係です。魚屋が開いていても、魚市場は閉まっていることがありますよね。また、日本各地の魚屋と市場では、営業時間がまったく異なっています。証券会社と証券取引所も同じです。

ですから、証券会社が開いているからすぐに取引できてしまうというわけではありません。魚屋が魚を市場から仕入れるように、仕入れ先である市場が開いていなければ、魚の取引に影響が出てしまいます。これと同じことが言えるのが株の取引です。

取引所の取引時間は?

取引所の取引時間は、取引所ごとに決まっています。たとえば東京証券取引所の場合、月曜から金曜日の午前9時(寄付き)から11時半(前引け)までが午前の部(前場)。そして12時半(寄付き)から15時(大引け)までが午後の部(後場)となります。

東京証券取引所は、この時間帯以外は、市場はガラガラとシャッターを下ろし、内部の仕事をしたり、お休みしたりしているわけです。市場の光景を想像してみてください。市場のおじちゃんから「今日の市は終わったよ!」なんて言われてしまうわけですね。

ただ、開いている時間帯は証券取引所によって異なります。たとえば名古屋証券取引所は15時半まで開いています。日本各地の市場がそれぞれの市場の事情によって開場時間が異なるように、証券取引所もそれぞれの都合で時間帯を決めています。

取引が成立するのは、取引所が開いている時間帯に限られます。自分が注文を出す市場の取引時間帯はチェックしておきましょう。でなければ、せっかく足を運んだのに「市場が閉まっていて魚が買えませんでした」という残念な結果になってしまいます。

証券会社は24時間営業のところも!

証券会社の営業時間は証券取引所とは異なります。証券取引所と証券会社の関係は魚市場と魚屋の関係です。市場が開いていなかったり、取引所でトラブルがあったりすると、証券会社は影響を受ける関係でもあります。魚屋も、海が荒れて漁に出られず市場に魚が並ばない日は影響を受けますよね。それと似ています。

しかし、魚屋は市場に影響を受けながらも、市場とは別の営業時間を定めて営業しています。証券会社も同じで、たとえば東京証券取引所と取引の多い証券会社であったとしても、東京証券取引所と同じ時間帯で営業するわけではありません。

証券取引所が閉まっている時間帯でも、証券会社に株の注文を出すことができます。ネット証券の場合、注文は24時間何時でもOKというところがたくさんあります。ただし注文を出しても市場が閉まっていれば魚を市場から取り寄せることができないわけですから、注文の成立は市場が開いている時になります。

また、証券会社自体が24時間注文を受付していても、システムメンテナンスや注文状況によって注文が制限されることがあります。お店の場合も「すみませ~ん、今日は棚卸し(メンテナンス)で受付を早めに締めちゃったんですよ」ということがあるのと同じですね。

夜間も取引できる!私設取引システム(PTS)

株の注文成立は、原則的に取引所が開いている時間になります。銀行ATMを想像するとわかりやすいのではないでしょうか。

お金の振込手続きをしても、銀行は15時を過ぎるとその日の振込はストップし、翌営業日に処理されます。銀行の手続き時間外でもATMが開いていれば振込手続き自体はできるのですが、振込手続きの処理は翌営業日になります。株の注文と成立も、ATMと振込の関係に似ています。

ただ、株の場合は、時間外でも取引する方法があります。証券会社によっては私設取引システム(PTS)に対応しています。私設取引システム(PTS)に対応している証券会社は、市場が閉まっている時間帯にも売買が可能です。

なぜPTSで時間外の売買ができるかというと、それは証券取引所を通さないからなのです。証券取引所を通さず証券会社間でやり取りをしますので、証券取引所の取引時間内かどうかは関係ありません。仕事時間中は取引の手続きがなかなかできない人や、夜間に取引したいという人は、このPTSを利用して売買することも考えてみてはいかがでしょう。

PTS取引ができる代表的なネット証券は、

SBI証券

楽天証券

松井証券

などです。

証券会社の取引時間や注文仕様もよくチェックして口座開設を決めよう

①、証券取引所と証券会社はそれぞれ開いている時間が異なる

②、証券会社の中でも特にネット証券は24時間体制で注文を受け付けてくれるところがある。
ただし、メンテナンスなどの都合で証券会社によって注文可能な時間が異なる

③、注文の受付は24時間でも注文の成立は取引所が開いている時間が原則
ただし、証券会社によってはPTSによって夜間取引もできる!

時間に制約されず取引をしたいという人は、口座開設をする予定の証券会社がPTSに対応しているかどうかもチェックポイントです。取引は原則的に取引所の開いている時間に成立しますが、PTSを利用することによってさらに柔軟に取引ができるようになります。

PTSに注目して口座開設をする証券会社を決めるのも1つの方法です。また、取引を急がない用と迅速に取引をする用でいくつかの証券会社に口座開設し、使い分けをするのも良い方法です。将来的に柔軟な取引をしたいという場合は、PTSにも注目して証券会社を決めてはいかがでしょう。