GMOクリック証券で株の取引をスタート!メリットとデメリットを簡単解説

インターネットでお手軽に株をスタートできるネット証券会社の中の1つに、GMOクリック証券があります。GMOクリック証券はどんな特徴を持ったネット証券なのでしょうか。他のネット証券と比較するために、GMOクリック証券のメリットとデメリットを簡単にまとめました。

GMOクリック証券の4つのメリット

GMOクリック証券とは、レンタルサーバやドメイン事業の国内大手であるGMOインターネット会社と同じGMOグループに属すグループ企業です。GMOインターネットは東証一部上場企業です。会社名を耳にした経験のある人も多いのではないでしょうか。

GMOクリック証券は金融関係を得意としていた会社のグループではなく、インターネット事業を得手としている会社のグループ企業ということになります。このあたりの会社的プロフィールが、GMOクリック証券の特徴によく表れています。

①取引ツールが使いやすいと絶賛されている

さすがインターネット大手のグループ企業ということで、株の取引に使われるツール「はっちゅう君シリーズ」の使いやすさが評判です。

取引ツールは株取引をする上で物凄く重要です。永くその証券会社と取引できるかどうかは、証券会社のレポートや手数料も多いに関わってきますが、取引ツールも大切な要素です。特にさくっとデイトレードをしたい人は一日に何度も取引画面を開きます。ツールが使い難いと「もう嫌!」となってしまいますよね。最悪の場合は、操作ミスにより損失に繋がってしまう可能性すらあります。

GMOクリック証券のスーパーはっちゅう君では、よく使う画面を自分好みにカスタマイズすることが可能です。システムに特化した会社の強みですね。好みのカスタマイズは複数保存でき、さらにウィンドウ表示なども、自分が使いやすいように設定することができるのです。

②システム開発や改善に力を入れている

GMOクリック証券の所属する企業グループは、もともとネットサービスを得意としています。ですから、ユーザーの意見や改善点を反映させるのが早いと評判です。取引ツールは現時点でも使いやすいと評価を得ていますが、その評価に満足せず、常にアイデアやサービスをシステムに反映させるように努めています。

GMOクリック証券では、エンジニアとビジネス部門が密にコミュニケーションを取っており、ビジネス部門がユーザーから集約した意見をいち早くエンジニアに伝え、連携してシステムの開発や改善に取り組む体制ができ上がっています。

③サポート体制が安心!初心者でも頼れる

GMOクリック証券はサポート体制に定評があります。HDI格付け調査「問い合わせ窓口 / Webサポート部門」で最高評価である三ツ星を獲得しています。メールでの問い合わせは24時間サポートになります。

電話は無料フリーダイヤルが準備されており、疑問点を焦らず確認することができます。また、電話での問い合わせでは、混雑状況をホームページで確認することもできます。空いている時間帯を狙ってサポートを受けることができるので、とても有り難いサポート体制です。

④手数料がシンプルでわかりやすい!しかも業界最安レベル

GMOクリック証券の手数料は非常にシンプルでわかりやすい仕組みです。手数料は「1約定ごとプラン」と「1日定額プラン」の2つの手数料プランがあります。2つのプランのうちどちらを選択するかによって、手数料率が変わってきます。

1約定ごとプランでは、1回の約定金額で手数料が決まるプランです。対して、1日定額プランは、1日の約定代金合計額で手数料が決まるプランです。

引用 : GMOクリック証券

2つのプランのどちらを選択しても、楽天銀行やSBI証券の同じような手数料プランと比較して、GMOクリック証券の手数料はかなりの割安に設定されています。

どうしてGMOクリック証券が手数料をこれだけ安くできるかというと、それは、システムを外部委託しないことが理由の1つです。証券会社の場合、メインは株や外貨、投資信託の取り扱いやサービス業務です。システムは基本的に専門外という会社が多く、取引ツールを作成したり、システムの構築をしたりすることは、システム会社に委託することになります。

GMOクリック証券の場合は、もともとネットサービスを得意としていたグループです。GMOクリック証券のシステムや取引ツールは、ネットサービスやシステム構築を長年行ってきたGMOインターネットグループのノウハウにより、自社内で開発や改良が行われています。

外部委託しなくていいから、その分だけ開発費用の負担が少ないというわけです。そして、開発費用負担の少なさが手数料の安さの理由の1つだと言われています。

GMOクリック証券の2つのデメリット

GMOクリック証券のデメリットの1つは、ブラウザによってはサイトが重いことです。サイト自体はスタイリッシュで見やすいのですが、ブラウザの種類によってはさくさく表示されません。

IE(インターネットエクスプローラー)での表示が遅いという話をよく耳にします。中にはFirefoxでも表示が重いという意見も耳にします。実際に試してみると、IE、Firefox、chromeでは、chromeが1番早く表示されました。IEとFirefoxでは重く、体感的にchromeの10倍以上の時間がかかっている印象があります。このあたりはネット環境にもよるでしょうが・・・。

ネット環境やブラウザによっては、GMOクリック証券のサイト表示が遅く重いというデメリットがあります。

レポートなどの情報分析部分が弱いというデメリットも

GMOクリック証券は元がインターネットサービスの会社です。昔からの生粋の金融機関というわけではありませんでした。ですから、長い歴史を持つ証券会社や、銀行などの金融機関をグループに持ち連携してサービスを提供している証券会社より、情報分析やレポートの面でやや弱いと言われます。

投資家の間では、GMOクリック証券を使っていく場合、四季報やアナリストレポートなど、他の情報媒体が欲しという意見をよく耳にします。本格的なプロの分析レポートや、投資の先行きなどの情報で自分なりの株投資を展開したい場合、取引はGMOクリック証券を使っても、他の情報網が欲しいところ。

ツールなどのシステムやネットサービス的な面は優秀なので、自分でぐいぐい情報を調べ、色々な媒体から多角的な分析ができる人には向いているかもしれません。対して、1つの証券会社に情報提供してもらいつつ取引も全てお任せしたいという人には、情報面で物足りなさを感じるというデメリットがあります。

情報についても、このくらいの量の方がかえって自分で調べる楽しみがあると感じる人もいるかもしれません。最終的には人の評判ではなく、自分にとって合うか合わないかという判断になります。

GMOクリック証券はデモ画面を体験することができます。GMOクリック証券での取引を検討している人は、まずはデモ画面からスタートし、操作性や画面のカスタマイズ、デザイン性が気に入ったら口座開設をし、取引しながら相性を見定めてみてはいかがでしょうか。