30秒でさくっと四季報を読む方法!難しかったらこれでOK

四季報は、色々な会社の情報が掲載されている、株へ投資する者にとっての大切な情報源です。しかし、ぱらぱらぱらっと捲ってみると、四季報の中には昔の小説本ではないかと悲鳴を上げたくなるくらい小さな文字がたくさん。これを読むのかと考えるだけで、頭が痛くなる人もいるとか。

株に興味を持っても、活字好きになるわけではありません。普段あまり活字に馴染みのない人や、活字の小さい本はあまり好まないという人はなおさらではないでしょうか。中には、四季報を読むことに挫折して、カップラーメンを作る時に蓋をおさえるヌードルストッパー代わりに使ってしまっている人もいます。

せっかく四季報という強い味方がいるのですから、本来の用途で大活躍してもらいましょう。しかし、そのためには四季報を読む術を身に着けなければいけません。

四季報を読むコツは「ささっと」です。活字が苦手な方でも読むコツを、それこそ「ささっと」お伝えいたしましょう。

四季報は簡単に読める!細かい活字に負けない方法

四季報はかなりの厚さです。本というより辞書に近いのではないでしょうか。

四季報をこまめに購入している人の中には、まさに辞書という使い方をしている人もいます。そう、気になった会社だけパラパラ調べて、その会社の項目だけ読むという活用法です。

現実にその人が、その方法の方が、四季報が使いやすく実際に株の投資で上手く行っているなら、四季報の活用法としてはOKなのではないでしょうか。四季報はあくまで株を売買する上での情報源の1つです。情報源の活用法として成功しているなら「読み方として間違っている」と横槍を入れることは無粋です。自分なりの活用法をマスターしているなら、それに越したことはありません。

ただ、中には「最近、株をはじめて、四季報を買いました」「四季報がいいという話を聞いたので買いました

「買って中を見たら絶望しました」「これ、全部読まなきゃ駄目ですか」という方もいらっしゃるはずです。使い方自体がよくわからないという方もいるかもしれないですね。

そこで、四季報を読む(活用)する、とても簡単な方法を覚えてしまいましょう。本当に簡単です。「ささっと」読めます。

①まずは四季報を開く

ここで挫折してはいけません。四季報を開いて、ざっと「色々な会社が並んでいるな」と、1ページあたりの構成を見てみてください。

最初は細かい字を無理に読む必要はありません。四季報という分厚い本で必要になる読み方は「ささっと要点だけ読む」という読み方です。そのためにも、ページ構成を大体見ておきましょう

②ページの【】の部分に注目

ページの構成を見たら、会社の名前の近くにある【】の部分を注目してください。【】とは、【独自増額】【経常増益】【連続最高益】などの記載がある部分です。ここはそれぞれの会社の要点の要約の部分です。そして、その要点をさらに一言で要約したのが【】の部分になります。要するに、その会社の分析や大切なポイントが、【】にぎゅぎゅっと凝縮されているのです。

四季報で、「どこから読んでいいのかわからない」「何を読めばいいのかわからない」「全部読むのは無理」という人は、それぞれの会社の【】の文言に注目して、さらっと読んでみてください。会社の名前と【】を簡単に見るだけでなら、さらっと読めてしまうはずです。

②【】を斜め読みしたら次は数字へ

活字が心底苦手だという人は、最低限【】の中の文言を読んでおく。すると、「なるほど、この会社は景気がいいのか」「新しい事業に手を出したのか」ということくらいは把握できます。まだ四季報の慣れておらず、とりあえずどんな読み方をすればいいのか迷っている人も、簡単に【】の斜め読みを試してみてください。

【】の斜め読みに慣れたら、今度は各会社の数字に注目してみましょう。予想配当利回りや、会社の経常利益などを見て、【】の内容と合っているかを考えてみてください。数字が良好の場合「なるほど、確かに【】の文言通りだ」と頷き、さらに自己判断や自己分析を交えて、その株は買いかどうかを判断します。

②慣れないうちは【】の斜め読みからスタートを

株への投資をはじめようとして、とりあえず四季報を購入。しかし、四季報を買ってみたはいいものの、活字の小ささに目を回してしまうことがあります。最初から終わりまでじっくり読むためには、かなりの時間が必要です。特に、活字が苦手な人には辛いものがあります。

【】を斜め読みするこれだけで、四季報におけるその会社の要点が簡単に読めてしまいます。後は、慣れたら数字にも注目し、その会社の株が買いかどうか自分なりに分析してみてください。同業種の会社の【】を読んでいき、比較してみると、その業界全体の景気なども見えてきます。

まずは【】を読むところからスタート。試してみてください。